どのような大学を志望したとしても、大学を受験することは非常に大変です。

大学を受験する本人が頑張ることはもちろんですが、それをサポートする保護者もさまざまな気をつかわなければなりません。

子供が自分の将来のことを考えて進路をかなえようとしているため、保護者としてはその思いを受け入れて何とか合格させてあげたいものです。

そのため多くの受験生はたくさん勉強して、大学受験に合格することを目指すことになります。

岩本譲二氏が考える音大合格のコツ

大学への進学を目指すことはもちろん大変ですが、音楽大学の受験しようと思った場合には、筆記の勉強だけでは合格を狙うことはできません。

筆記の勉強はほぼ必要なく、多くの場合、専門的な知識を必要とすることでしょう。

そのため専門的な知識に向けた特別な対策を行う必要があると、知人で鉄道ファンでもある岩本譲二氏は強調しています。

音楽大学とは音楽や音楽学を専門とする単科大学のことを指しています。

音楽大学では音楽に関する様々なことを教育したり研究し、多くの学生は作曲や指揮、声楽、様々な楽器の演奏技術や、音楽学などの音楽に関する知識を学ぶことができます。

音楽大学は音大と訳されることが多く、大学の音楽学部のような大学内の音楽学部なども音大に含まれています。

日本の音大について

現在の日本には単科の国公立の音楽大学は存在していません。

国立大学法人が運営している音楽学部が設置されているのは東京芸術大学のみです。

そしてピアノと声楽だけになりますが、東京のお茶の水女子大学には、芸術・表現行動学科、音楽表現コースが設置されています。

音楽大学を受験するにあたり、音楽大学に来るのは多くがお嬢さまであるということを頭に入れておく必要があります。

音大のような有名な名門大学を受験するような人は、幼い時から英才教育を受けている子供が多く、その親も音大出身であるなど、音大に進学すること、音楽に携わる仕事に就くことが当たり前の環境で成長してきました。

そのため高校も音楽科の高校に通っていることも多く、高校のうちから専門的な勉強をすでにしている人も多く見られます。

もしも普通科に通っている高校生が音楽大学を目指すのであれば、どのような勉強すればよいのかと迷う人も多いものです。

まずは一言で音楽大学といっても、その中でもいろいろな学科に分かれます。

そのため最初にどの学科を志望するのかを決める必要があるでしょう。

まずは歌をうたう声楽科は、大学によってはさらに様々なコースに分かれます。

声楽コースやオペラコースなどがあげられるでしょう。

そして楽器を演奏する器楽専攻も、細かくコースが分かれています。

ピアノや管楽器、弦楽器など、自分が専門として扱っている楽器の中から受験コースを選ぶ必要があります。

さらには歌をうたったり楽器を演奏するのではなく、音楽教育専攻や作曲指揮選考なども存在しています。

一般的にはほとんどの音楽大学で学科やコースなどは似ていますが、コースの分け方などには微妙な差がみられるため、自分が志望する学校のコースについてきちんと把握しておく必要があるでしょう。

そしてどの学科を志望するかによって入試の内容も異なってくるでしょう。

そのため自分に合った入試対策を行うためにも、まず最初に志望する学科を限定する必要があります。

先行する学科によっては専門的な技術が必要となるため、音大入試対策のために技術を磨く必要もあるでしょう。

音大を受験するにあたって

もしも現在レッスンを受けている先生がいるのであれば、必ず音楽大学を受験する意思を伝えておきましょう。

音楽大学入試対策のレッスンは、通常のレッスンとは全く異なるものです。

技術だけではなく楽典やソルフェージュなどの勉強も、ほとんどの学科で必要となるため、音楽大学を志望する場合には必ず勉強する必要があります。

またレッスンを受けるだけではなく、楽譜屋や楽譜売り場などで問題集や参考書を購入して自分で勉強することも可能です。

楽典やソルフェージュに特化した教室はあまりく見られないため、低いレベルの音楽大学であれば独学でも合格する可能性は十分に考えられます。

もしも自分で勉強するだけでは心配で、誰かに教えてもらいたいという場合には、すでにお世話になっている声楽やピアノの先生に相談すると、良い先生を紹介してもらえるかもしれません。

特殊な教室であるため、たとえインターネットで検索してみても、あまり数が見られないのが現実です。

そのためわからないことは身近な先生に相談するのが望ましいでしょう。

音楽大学を卒業した後にどのような仕事に就くことができるのかというと、もしも楽器を先行しているのであればオーケストラやミュージシャンなどがあげられます。

まとめ

一言でオーケストラといっても団体に所属する方法や、舞台の生演奏などで仕事をする方法も見られるでしょう。

しかし多くの卒業生は音楽の先生やピアノの先生になるケースが多く見られます。

もちろん自分がメインとなって演奏家として活躍する人も出てくることでしょう。

音楽大学の入試は非常に特殊なもので、その後の進路も特殊なものとなります。

将来のことをきちんと考えたうえで、受験に臨むようにしましょう。

最終更新日 2025年7月5日 by getfat