医学部に合格したいなら、あらゆる点で効果的な対策を講じる必要があります。
どの学部を受験する場合でも勉強は必要ですが、一般的な量をこなしているだけでは足りない可能性が高いです。
私立のなかには簡単なところもありますが、以下に挙げるのはそれらを除外した大学の話となっています。
つまり、難関といわれるところに絞った話なので注意してください。

偏差値70以上であることが条件

偏差値でいうと70以上であることが条件です。
たいていの学生は予備校に通いながら挑戦することになります。
中高一貫校に在籍している場合は、徹底したカリキュラムが組まれており、富士学院などの予備校に通う時間すらないこともあるでしょう。
そちらに関しては高校と予備校が一体になっているようなものなので、勉強の時間が少ないということはありません。
普通の公立高校でも受験シーズンが近づいてくると、さまざまな対策を行ってくれるのが一般的です。
代表的なのは授業が終わってから、特別な講義の時間を設けることです。
とはいえ、それらは細かく大学別に出題傾向を分析したものではなく、公立のカリキュラムを基本とするものです。
そのため、少なくとも難関レベルの学部を受ける人には物足りないのが実情です。
ましてや授業が遅れている高校では、通常のカリキュラムをずっと続けることもあるでしょう。
したがって、高校に頼り切るのではなく、独自の方法で対策を進めなければなりません。

家庭学習のクオリティを上げていく

そう言われると、予備校にしっかり通うことが大切だと思う人もいるでしょう。
たしかに通い続けることが前提となりますが、それだけだとライバルたちと実力差をつけられません。
実力が劣っている場合は、本番までにその差を埋めるのは難しいです。
そこでポイントになるのは、家庭学習のクオリティを上げていくことです。
予備校とのバランスを考えながら、自分に最適なリズムを見つけることから始めます。
たとえば家に帰ってくるのが22時なら、そこから入浴などをするので、勉強を始めるのは23時頃になることもあるでしょう。
1時間机に向かうだけで日が変わってしまいます。
しかも、1日の疲労が濃く出る時間帯であり、学習の公立は決して高いとはいえません。
集中できずに数分で眠りに落ちてしまう学生も見受けられます。
1日ぐらいなら大丈夫と思うかもしれませんが、このようなスタンスは習慣になってしまうのが一般的です。
積み重ねによって学習の時間が大きく損なわれてしまいます。

無理をして勉強を始めるのではなく早く寝てしまう

この問題をクリアする方法は大きく2つに分かれます。
1つ目は無理をして勉強を始めるのではなく、早く寝てしまうことです。
5時ごろに目覚ましをかけておき、その時刻に起床して勉強をスタートします。
眠さを払拭するために、軽くストレッチをするなど体を動かすことが有効です。
10分ほどで脳を覚醒させたなら、登校の準備を始めましょう。
そう言われると、すぐに勉強を始めたほうが良いと感じる人もいます。
しかし、それだと寝癖のついた頭で、パジャマのままで机に向かうことになるでしょう。
このような締まりのない格好だと勉強にも熱が入りません。
そのため、できるだけ学校にいるときと同じ状況を作り出すことが大事です。
顔を洗って髪を整えて制服に着替えてください。
そして、学校にいる状況をイメージしながら勉強に取り組むのです。
この方法には、時間が経っても焦らずに済むというメリットもあります。
用意をしていないと、登校時間が近づいてくると浮足立ってしまいます。

寝落ちしないように工夫しながら夜間の勉強を頑張る

2つ目の方法は、寝落ちしないように工夫しながら夜間の勉強を頑張ることです。
代表的な方法はコーヒーを飲んで眠気を吹き飛ばすことですが、それに加えてさまざまな工夫をしたほうが良いでしょう。
医学部の合格には膨大な勉強時間が求められます。
それを捻出していくために、できるかぎりの対策をしなければなりません。
目の下にリップクリームを塗ったり、ロック音楽を流したりするなど、脳や体に刺激を与えると眠気に抵抗しやすいです。
夜間に勉強をするメリットは、起きている限りノルマの範囲をこなせることです。
朝に起きて取り組むつもりでも、寝過ごしてしまうと取り返しがつきません。
そのようなリスクがないので、不安を感じずに机に向かっていられます。
とはいえ、効率が良くないのは確かなので、あまり遅くまで勉強することはおすすめできません。
医学部の受験が目前に迫ってきたら、模試をいくつも受けることになるでしょう。
合格の可能性を判定するのが主な目的ですが、一回ごとにレベルアップを図るチャンスでもあります。
結果を見て一喜一憂するのではなく、間違えた問題を徹底的に分析することが欠かせません。

まとめ

一般的な模試では詳しい解説を載せた冊子が配布されます。
それを見て理解をしたら、同じ問題にもう一度チャレンジしてください。
こうして解けない問題を減らすことがレベルアップにつながります。
模試の解答をストックしておき、定期的にチェックすることも有効な対策です。

最終更新日 2025年7月5日 by getfat